相続手続きと遺言書作成専門の行政書士奥本雅史事務所の奥本です。
私じつはマイケル・ジャクソンの大ファンです。
2009年に50歳の若さで亡くなったマイケルのために、2010年からダンストリビュート(いわゆるフラッシュモブ)をほぼ毎年、奈良で行ってきました。
【2018年4月29日 奈良 三条通でスリラー!の模様】
ところで、私はフラッシュモブという呼び名は好きではありません。
どうしても、人を驚かすのが目的の「ドッキリ」のような印象を持たれてしまうからです。
※フラッシュモブ・・・ 『インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせ、雑踏の中の歩行者を装って通りすがり、公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンス(ダンスや演奏など)を行って、周囲の関心を引いたのち解散する行為(Wikipediaより)』
今でこそ、突然のオーケストラ演奏やラジオ体操のフラッシュモブなども増えてきて、フラッシュモブという言葉の認知度は高まっていますが、世に大きく広がるきっかけを作ったのはマイケルのBeat Itという曲のフラッシュモブだったと思います。(当初はまだフラッシュモブという言葉は広まっておらず、ダンストリビュートと呼ばれていました。このブログ内でも区別をするためにダンストリビュートと言います。)
マイケルは音楽やダンスや映像の力を借りて、世界の平和を本気で実現しようとしていました。
残念ながら志半ばで倒れましたが、その思いは今も多くの人々の心に残っています。
私はダンストリビュートは、それを表現する手段だと考えています。どういうことかと言うと、
『この地球には、たくさんの国がありたくさんの人がいる。そして、同じ国や地域の中であっても、考え方の違いや差別や信じている宗教などを理由にいがみ合ったり争い合ったりしている。でも、どんな人にもそれぞれ存在する権利がある。大切なのは、たとえ相手のことが理解できなくても認めること。「お互いに存在していていい」と認め合うことができればいい。そしてもし馬のあわない相手であっても、何かをやろうとする時だけは(音楽が流れている間だけは)、同じことに向かって取り組む(一緒になって踊る)、それが終わればまた元の暮らしに戻っていくだけ。』
この思いを表現するために、私はダンストリビュートを、フラッシュモブのスタイルで行うことにこだわり続けています。
さて、そんなダンストリビュートですが、開催するためには「ただ踊りたい人を集める」だけでは済みません。
開催場所周辺の自治会や商店街の会長さんや、近隣にお住まいの住民の方々などに事前に了承をいただくためのご挨拶やお願いに回らなければなりません。また開催場所の管理者(市町村等)や警察の道路使用許可なども必要となります。(私が行政書士に必要な許認可申請や行政庁との折衝、合意形成などのスキルを身につけることができたのはダンストリビュートのおかげと言っても過言ではありません。)
フラッシュモブは、勝手にやって逃げればいい、というようなものでは決して無いのです。
少なくとも、全国で行われているマイケル・ジャクソンのダンストリビュート(フラッシュモブ)に関しては、許可なく行ってやり逃げするなどという事例はひとつも無いと思っています。
マイケルの命日6月25日の前後には、日本全国でダンストリビュートが行われます。
お近くで開催されることがあれば、ぜひ一度ご覧になってみてください。