よくあるご質問

Q.相続というのは、お金持ちの人だけのものですか?

A.いいえ。相続は財産の多い少ないに関わらず、人がお亡くなりになれば100%発生します。

Q.うちは財産なんてほとんど無いから関係ないのでは?

A.たしかに相続税に関してはお金持ちの方にしか関係ないかもしれません。しかし裁判所に持ち込まれる相続時の揉め事は、32%が財産1000万円以下の方、43%が財産5000万円以下の方です。(平成28年度 司法統計より)財産が少なくても相続の備えは必要です。

Q.相続の備えには何をすればいいですか?

A.まずは所有している不動産や預貯金などを確認することから始めましょう。つぎに相続する人は誰と誰になるのかを考えます。これで相続税がかかるかどうかも概ね判断できます。

Q.相続なんて、まだまだ早いのでは・・・?

A.もしも何の準備もなくお亡くなりになると相続は大変なものとなります。また最も有効な準備とも言える遺言書は、生きている間にしか作成できませんし、認知症になってしまってからでも作成は困難です。

Q.遺言書を書いたほうがいい人とは?

A.次の3つのうちのどれかに当たる方はぜひ書かれることをお勧めします。

①相続人の関係が複雑な方(離婚・再婚をされてる方や、認知したお子様がおられる場合など)

②法定相続分ではない割合で分けたい方(家業を継いでくれる子供に全財産を相続させたい、財産は自宅のみしかないがそれを子供達ではなく妻一人のために残したい場合など)

③相続人以外に財産をあげたい方(世話をしてくれた甥や姪・内縁の妻に財産を贈りたい、団体へ寄付をしたい場合など)

Q.自筆証書遺言なら費用がかからないと聞きましたが?

A.自筆証書遺言はたしかに費用がかかりません。しかし、全文自筆で書かなければいけないこと(ワープロ不可)や、署名捺印や日付、誤字の修正などに細かいルールがあり、法律に則っていなければ無効となる場合もあります。また保管も自分でしなければならないので、紛失や改ざんの心配もあります。公正証書遺言は、公証人と証人が内容を確認し、公証役場で120歳になるまで保管してもらえるので、費用はかかりますが安心です。

Q.難しくてよくわからないし、費用がいくらかかるのかも心配で・・・

A.相続は、法律の知識をはじめとして、様々な分野の知識が必要です。信頼できる専門家に、早めに相談されることをお勧めいたします。当事務所でのご相談料は5,000円(一時間まで)となっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。